セクハラと筋肉

会社の上司はよくセクハラ発言をしてくる。
田舎なもので皆笑って流すが、コレ都内だったら
いつ訴えられてもおかしくないと思う。
今日も仕事のヒマを縫って声かけてきた。

「カレシに噛まれたことある？」

即答で「ない」と答えると、
「今度噛んでもらうといいよ」
と会話を続けてくるではないか。
気分屋で機嫌が悪い時は八つ当たりしてくるくせに、
ヒマな時だけセクハラ発言して不快にさせるとは
全く酷い上司だ。しかし上司は上司。
仕方なく少しつきあって考えてみた。

大好きな同人作家の漫画があるのだが、そこの伊達は
本当に素晴らしい筋肉をしていて、そちら様の
チカダテはまさに筋肉のガチンコ勝負のようなＲ指定である。
そこがまさに好きなんだけど、あのチカとダテが噛んだら…
というかなんかもう歯痕なんかつけられそうもない立派な
筋肉で歯型がついてる様が想像つかない。
というか、テンション上がって噛むような入り乱れ方したら、
「ガツッ」とか「ゴチッ」とか「ボカッ」とか効果音が入って
色気もエロ味もないただの肉弾戦になってしまうんじゃ…？

それはそれでよい。

しかし、あの絵で変換出来ないなら、チカダテで私に噛む
シチュエーションは無理だ。
だから答えた。

「けっこうです」

所詮、脳内は戦国時代にトリップしているヲタクである。