脳内戦国武将時代 火天の城 忍者ブログ
幸村の兄・真田信幸が戦国バサラシリーズに登場してくれないもんかな、という願望の呟き。あとは戦国時代考。小説更新報告も。
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映画を見て興味を持ったので原作を読んでみた。

面白かった…!!!


映画もストイックで地味に味わい深かく、観客も
オッサンばかりだったが、原作の方がより重厚感が増してた。
そもそも映画からして、大工が主人公であまりに渋いから
2~30年前に書かれたものかと思っていたら、
なんと初版が平成16年。むちゃくちゃ最近の話やん!
しかも映画では主人公・又衛兵門と妻、娘が主軸だったが、
原作では又衛兵門と息子というオッサン同士が主軸。
信長が可憐にすら見えてしまうほど、互いに
職人系頑固親父でムサいことこの上なかった。

でも面白かったんだよ…!!!

大工だけでなく、杣や石工や絵師など匠の技大集結で
安土城を作るという工程だけでなく、人間模様や成長も
書かれてて読み応え十分だった。
時代小説にありがちな無駄なエロ描写も、無駄にならない
程度に書かれているのが上手くて感服。
女のことよく判ってる人が書いたっぽいですよこれ!
女乱波とか、死に様が軽く書かれてるのが逆に
壮絶で考えさせられたり。重い重い。
それにちゃんと各登場人物が繋がってるのが良かった。

建築に対する圧倒的な情報量もすごいが、
親父から息子へ…この地味に重いテーマが
きちんと書かれてるのはすさまじいと思った。
この渋すぎるテーマに対して、映画ではヒロインを出して
無駄に花を添えたのは失敗だったんじゃないかな。
どうせ見に来てたのオッサンばかりだったし
(でも映画もそれなりに面白かった)

作者、山本兼一。
わたし的に、これから要チェックな作家だ。

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戦国時代をこよなく愛する仮面OLの日々。最近ハヤリの隠れ腐女子…と名乗っていたらもっと最近はレキジョという呼称がついた。でも無骨好きなので世間一般のレキジョとは違うと思う。
特に真田・伊達・大谷・黒田家あたりに大フィーバー。
趣味の旅行は最近、城と遺跡巡りまっしぐらになりつつある。
戦国バサラシリーズに真田信幸が出て来てくれる夢ばかり見ている。
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