上田の先生

職場には先生と呼ばれるエライ人が全国に
沢山居る。今日は特に、月に１度上田から
やって来る先生が居て、話しかければ
相手してもらえる。思い切って世間話を
ふっかけることにした。

だって上田在住なんだよ!?

気さくなおじいちゃんで、話しかけたら
愛想よく返事してくれた。上手く会話出来たは
いいが、もう上田からやってきたというだけで
無意味にテンション高くなってしまった。

だって上田からやってきたんだよ!?

「お城好きなんで上田もよく行きます」なんて
言っちゃったが、ホントは「お城」じゃなくて
「真田」が好きなのだ。お城ならどこでもいい
訳じゃない。この溢れる真田好き感を上田在住に
アピールしてもいいだろうか。迷っているうちに、
上田在住のおじいちゃん先生に

「僕のうちは城とは城とは反対側の出口でね、
千曲川を挟んで対岸なんだ」

と言われてかつてないトキメキをおぼえた。

上田在住に「千曲川」言われた…っ!!!

もうそれだけでテンション上がる上がる。
千曲川は言うまでもなく、上田城沿いを流れる
信濃を代表する川。私の言う「千曲川」とは
ヒト味もフタ味も重みが違う。
わずかに２分くらいしか話さなかったが、
かなりの充足感を得られた。

う…嬉しい…！（こんなことでか