隠し砦の三悪人

映画「隠し砦の三悪人」を見に行った。
理由は、ロケ地が上田だったからなのだが、
見に行ったらチョー楽しかった。
予想以上に大盛り上がりだ。
時代が戦国時代というのもまさに
ツボだったのだが、話がまた面白かった。
主人公はチンピラ２人と姫に仕える武士と姫。
姫は軍資金を持って同盟国に行きたいが、
敵国に阻まれピンチに。その旅の仲間が
チンピラ二人で、そのうちの一人といい雰囲気に。
そんな姫と若者の軽いラブストーリーはどうでもいいとして、
私をモエ上がらせたのは姫に仕える武士・真壁六郎太と
敵・鷹山刑部の愛憎劇だ。この鷹山が諸悪の根源というか、
姫の国を滅ぼした張本人なのだが、実はこの鷹山は
自分の顔に傷をつけた真壁を付け狙ってただけという、
超自分本位な人。姫も国もどうでもよくて、ひたすら真壁の
ケツを…いや、真壁を殺したい（ほど大好き）だったのだ。
それに巻き込まれた周囲のメンメン、というのが大筋。
バサラ視点で見ると、ひたすらお家再興を願う武士・片倉＝真壁、
真壁に執着するあまり国を滅ぼす悪役・松永＝鷹山ってカンジだ。
なんだ～この映画って松永×片倉じゃん！
やっぱり松永は片倉大好きなんじゃないか！チョー納得！
それにしても真壁役の阿部寛のカッコいいこと…！
小汚いのがまた素敵。
戦国時代は強い男に男も女も惹かれたんだなぁとしみじみ思った。

そして政宗も、そんな忠義一徹な小十郎に惹かれたんだなぁと
勝手に自己完結した。

松永×小十郎が気になってる人必見ですよ！
ラストは鷹山（松永）の真壁（小十郎）への愛に満ち満ちてました！