幸村の兄・真田信幸が戦国バサラシリーズに登場してくれないもんかな、という願望の呟き。あとは戦国時代考。小説更新報告も。
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いつもご高説が斬新な八切止夫先生のご本は、
アクの強さでは山田風太郎の対抗馬みたいなカンジで
たま~に読みたくなる。
で、読んでみたのが信長本。
信長のことは特に好きでも嫌いでもないのだが、戦国好きには
避けて通れない道なので、とりあえず読んどけ気分で読んでみた。
相変わらず先生のツッコミは鋭い!
桶狭間で今川義元を討ったのが誰か、確かに出来事としては
有名なのに、肝心の武将の名前が無名に近いのはおかしい。
蘭丸の「蘭」の字は、蘭丸が生きていた時代にはなかった字で
正しくは「乱丸」、下に弟達が居たことを考えると当時彼は
十九歳で、元服した立派な側近だったはず、○丸と
読んでいたのには出身地への遠慮があったんだとか納得。
秀吉の妻のおねに信長が「お前はあのハゲネズミにはもったいない
良い妻だ」という手紙を送ったのは、おねの実家が信長家臣団の
中でも実力者だったので、おねではなくおねの実家への
遠慮があったからだとかも納得。
つい先日、信長が神にも等しい妖しくも神秘的な描写を見た
ばかりだったので、いかにも泥くさく人間くさい八切先生の
信長は読んでてほっとした。
あと、利家が一時期信長の元を離れていた間に今川の
スパイをしていたから、ここからスパイのことを犬、犬千代から
取って「犬」と呼ぶようになったんだとかも面白い説だった。
だからだろうか、今朝夢でごっつい利家とごっつい信長が
裸でとっくみあい(相撲?)しているムサい夢を見た。
…どうした自分。
アクの強さでは山田風太郎の対抗馬みたいなカンジで
たま~に読みたくなる。
で、読んでみたのが信長本。
信長のことは特に好きでも嫌いでもないのだが、戦国好きには
避けて通れない道なので、とりあえず読んどけ気分で読んでみた。
相変わらず先生のツッコミは鋭い!
桶狭間で今川義元を討ったのが誰か、確かに出来事としては
有名なのに、肝心の武将の名前が無名に近いのはおかしい。
蘭丸の「蘭」の字は、蘭丸が生きていた時代にはなかった字で
正しくは「乱丸」、下に弟達が居たことを考えると当時彼は
十九歳で、元服した立派な側近だったはず、○丸と
読んでいたのには出身地への遠慮があったんだとか納得。
秀吉の妻のおねに信長が「お前はあのハゲネズミにはもったいない
良い妻だ」という手紙を送ったのは、おねの実家が信長家臣団の
中でも実力者だったので、おねではなくおねの実家への
遠慮があったからだとかも納得。
つい先日、信長が神にも等しい妖しくも神秘的な描写を見た
ばかりだったので、いかにも泥くさく人間くさい八切先生の
信長は読んでてほっとした。
あと、利家が一時期信長の元を離れていた間に今川の
スパイをしていたから、ここからスパイのことを犬、犬千代から
取って「犬」と呼ぶようになったんだとかも面白い説だった。
だからだろうか、今朝夢でごっつい利家とごっつい信長が
裸でとっくみあい(相撲?)しているムサい夢を見た。
…どうした自分。
素晴らしい小説に出会いました。
その名も
真田信之
ダイレクトアタック過ぎてもはやハートが痛い。
今年の4月に出たばかりで作者は志木沢郁。
内容はもちろん、タイトル通り兄の話。
本屋に働く友達から連絡を受けて、最近は田舎暮らしなので
本屋に行くのもままならず、セブンアンドワイにネット注文して
セブンイレブンまで取りに走り、手に入れた翌日には
読み終わってしまった。
面白かったー!
文句なく面白かった。
池波が神なのは知ってるけど、あの圧倒的にカッコいい
兄とはまた違った兄の良さが上手に書かれていて大興奮。
自分だって真田なんだからいっちょ冒険してみたいと思いつつ、
真面目にコツコツ頑張る姿に好感持てた。
そして、大河によると戦国武将人気ナンバーワンらしい弟を
刺身のツマのようにしか出さず、ひたすら父と兄との関係に
終始した書き方にも好感大。
大河の口直しになるほど父がステキだったー!
もちろん弟のことも嫌いじゃないし内心大好きなんだけど、
1歳違いということでよくケンカしたり実際斬りあいしそうに
なったり。でもそこは主義主張の違いのなせるわざ。
きっと年の近い男兄弟というのはあんなものなんだろう。
大坂の陣が終ったあとはやはり落ち込んでて、
その描写に私が思わずもらき泣きする有様。
弟の描写は確かに少ないんだけど、自分の能力を
わきまえた上で技術屋に徹する姿は私の幸村像と一緒。
謀略もするけど仁義にも篤い父ってのもその通りだと思う。
絶対間違ってないからそれ(笑)
そんな幸村と兄の関係、父と兄の関係を兄目線から
書いてあるなんてステキ過ぎる…!!!
だいたい最初の一行目から弟の兄へのセリフで始まること
自体が既にハート狙い撃ち。面白かったよ~(感涙)
ということで、池波ももちろんだが、もっと手軽に
兄を知りたいならオススメしたい。
その名も
真田信之
ダイレクトアタック過ぎてもはやハートが痛い。
今年の4月に出たばかりで作者は志木沢郁。
内容はもちろん、タイトル通り兄の話。
本屋に働く友達から連絡を受けて、最近は田舎暮らしなので
本屋に行くのもままならず、セブンアンドワイにネット注文して
セブンイレブンまで取りに走り、手に入れた翌日には
読み終わってしまった。
面白かったー!
文句なく面白かった。
池波が神なのは知ってるけど、あの圧倒的にカッコいい
兄とはまた違った兄の良さが上手に書かれていて大興奮。
自分だって真田なんだからいっちょ冒険してみたいと思いつつ、
真面目にコツコツ頑張る姿に好感持てた。
そして、大河によると戦国武将人気ナンバーワンらしい弟を
刺身のツマのようにしか出さず、ひたすら父と兄との関係に
終始した書き方にも好感大。
大河の口直しになるほど父がステキだったー!
もちろん弟のことも嫌いじゃないし内心大好きなんだけど、
1歳違いということでよくケンカしたり実際斬りあいしそうに
なったり。でもそこは主義主張の違いのなせるわざ。
きっと年の近い男兄弟というのはあんなものなんだろう。
大坂の陣が終ったあとはやはり落ち込んでて、
その描写に私が思わずもらき泣きする有様。
弟の描写は確かに少ないんだけど、自分の能力を
わきまえた上で技術屋に徹する姿は私の幸村像と一緒。
謀略もするけど仁義にも篤い父ってのもその通りだと思う。
絶対間違ってないからそれ(笑)
そんな幸村と兄の関係、父と兄の関係を兄目線から
書いてあるなんてステキ過ぎる…!!!
だいたい最初の一行目から弟の兄へのセリフで始まること
自体が既にハート狙い撃ち。面白かったよ~(感涙)
ということで、池波ももちろんだが、もっと手軽に
兄を知りたいならオススメしたい。
先日読んだ「信長が両性具有だった」話を書いた
宇月原晴明の本。前回同様、やはり面白かった。
尋常じゃない知識量と情報にただ圧倒されるばかりで、
戦国ネタなのに海外の情報がふんだんに織り込まれてる
あたり、今回もタダモノじゃなかった。
今回は秀吉の後継者・秀次の話。
「殺生関白」のあだ名で呼ばれた秀吉の血縁で、文化方面の
造詣は深いが権力者としては無能で無力だった、ということしか
記憶になく、だいたい他の小説では馬鹿扱いされてただけなので
最初はガッカリしていたのだが、読んだら意外な設定で楽しめた。
実は○○と○○の子供だったなんて…!みたいなー(笑
あと、家康がひたすら不憫で、今回ちょっと同情した。
長男・信康の件を引きずってるエピソードとか今まで読んだ中では
一番説得力があった説かと。家康…信長と信玄に挟まれて
苦労してたんだね(ほろり)
要約すると、凡庸な人間が権力を持つと不幸になる、という話かな…。
あと作者は信長が大好きなんだなーとしみじみ感じた。
宇月原晴明の本。前回同様、やはり面白かった。
尋常じゃない知識量と情報にただ圧倒されるばかりで、
戦国ネタなのに海外の情報がふんだんに織り込まれてる
あたり、今回もタダモノじゃなかった。
今回は秀吉の後継者・秀次の話。
「殺生関白」のあだ名で呼ばれた秀吉の血縁で、文化方面の
造詣は深いが権力者としては無能で無力だった、ということしか
記憶になく、だいたい他の小説では馬鹿扱いされてただけなので
最初はガッカリしていたのだが、読んだら意外な設定で楽しめた。
実は○○と○○の子供だったなんて…!みたいなー(笑
あと、家康がひたすら不憫で、今回ちょっと同情した。
長男・信康の件を引きずってるエピソードとか今まで読んだ中では
一番説得力があった説かと。家康…信長と信玄に挟まれて
苦労してたんだね(ほろり)
要約すると、凡庸な人間が権力を持つと不幸になる、という話かな…。
あと作者は信長が大好きなんだなーとしみじみ感じた。