幸村の兄・真田信幸が戦国バサラシリーズに登場してくれないもんかな、という願望の呟き。あとは戦国時代考。小説更新報告も。
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大河ドラマの元にもなった内館牧子著の大作。
もう涙・涙の連続で電車の中で不審人物と化しました。
真田太平記の時は号泣だったんだけど、この毛利元就は
じんわりきて涙する、恋愛小説のようなカンジ。
(※恋愛小説で泣いたことないんだけども)
元就はダメ男で、始終ぶちぶちグチを垂れているのだが、
周りの女性がしっかりした人ばかりなので、彼女たちに
支えてもらってなんとか立派にやってるカンジ。
最初からピンチの連続でハラハラして、あまり機転も
きかないで何とか運で生き残ってるあたりが面白かった。
でも最初の苦労の記憶が鮮明なので、領地が拡大するにつれ
「こんなに大きくなったら大変だ」とか「家族と家臣が幸せなら
これ以上大きくする気はない」とか欲のないことばかり言う。
智将と呼ばれる雰囲気が全くなく、ダメなところが等身大で
面白いのだが、女性の作だからか
とにかく女性陣が魅力的で楽しかった。
ラストだけレオナルド・ダ・ヴィンチとか言い出して夢見過ぎの
感は否めないが、ともかく良い作品だった。
もう一度読み返したい小説などなかなかない。
もう涙・涙の連続で電車の中で不審人物と化しました。
真田太平記の時は号泣だったんだけど、この毛利元就は
じんわりきて涙する、恋愛小説のようなカンジ。
(※恋愛小説で泣いたことないんだけども)
元就はダメ男で、始終ぶちぶちグチを垂れているのだが、
周りの女性がしっかりした人ばかりなので、彼女たちに
支えてもらってなんとか立派にやってるカンジ。
最初からピンチの連続でハラハラして、あまり機転も
きかないで何とか運で生き残ってるあたりが面白かった。
でも最初の苦労の記憶が鮮明なので、領地が拡大するにつれ
「こんなに大きくなったら大変だ」とか「家族と家臣が幸せなら
これ以上大きくする気はない」とか欲のないことばかり言う。
智将と呼ばれる雰囲気が全くなく、ダメなところが等身大で
面白いのだが、女性の作だからか
とにかく女性陣が魅力的で楽しかった。
ラストだけレオナルド・ダ・ヴィンチとか言い出して夢見過ぎの
感は否めないが、ともかく良い作品だった。
もう一度読み返したい小説などなかなかない。
幸村の忍・猿飛佐助が主人公の小説。亀井宏著。
佐助が主人公だけあって、戦闘的な見せ場が多いのだが、
これほど幸村をけちょんけちょんにしてもいいのかと
問いたくなるくらい、幸村の立場が弱い。
特にラストの大阪・夏の陣に関しては、幸村との
意見の相違から独断で動くことを決意。しかも他の
十勇士も佐助に従っちゃうというのだから恐れいる。
そんなカリスマ欠乏症な幸村ありえないから!
だいたい家康は生かしておいた方がいいと思いながら
戦ってる幸村なんて、そもそも戦わないだろ。アホか。
結局、周知のごとく大阪では負けるのだが、
主命に反した上、好きな女も守れず、一人でいずこともなく
去って行く佐助というエンディングは果たしてカッコいいのか
不可解だった。というか不愉快だ。
佐助が主人公だけあって、戦闘的な見せ場が多いのだが、
これほど幸村をけちょんけちょんにしてもいいのかと
問いたくなるくらい、幸村の立場が弱い。
特にラストの大阪・夏の陣に関しては、幸村との
意見の相違から独断で動くことを決意。しかも他の
十勇士も佐助に従っちゃうというのだから恐れいる。
そんなカリスマ欠乏症な幸村ありえないから!
だいたい家康は生かしておいた方がいいと思いながら
戦ってる幸村なんて、そもそも戦わないだろ。アホか。
結局、周知のごとく大阪では負けるのだが、
主命に反した上、好きな女も守れず、一人でいずこともなく
去って行く佐助というエンディングは果たしてカッコいいのか
不可解だった。というか不愉快だ。
真田十勇士・清海が主人公のお話。
東郷隆作。
幸村の父・昌幸は色々な女に手をつけたらしく、
読む話読む話で信幸・幸村兄弟にはさまざまな
兄弟が出て来るのだが、今回は清海が弟だった…。
知性派兄弟に対して肉体派無骨者の代表格みたいな
清海が兄弟…なかなか新鮮かつ斬新だった。
いちお主人公なのであちこちで気に入られ武勇伝を
作って、話的にもなかなか面白かったが、
個人的には昌幸・幸村のエピソード楽しかった。
幸村は幼い頃、紙を無駄にしないように書く前に書くことを
ちゃんと考えてから書け、と教えられたために、書くことを
口に出さないと書けない性格なんだって。しかもそのクセが
直らないために、幸村が手紙を書く時は家の者が皆
気を利かせて外に出るって…面白い!
天下の名軍師もそういうアホさがあると可愛げあっていいよね。
東郷隆作。
幸村の父・昌幸は色々な女に手をつけたらしく、
読む話読む話で信幸・幸村兄弟にはさまざまな
兄弟が出て来るのだが、今回は清海が弟だった…。
知性派兄弟に対して肉体派無骨者の代表格みたいな
清海が兄弟…なかなか新鮮かつ斬新だった。
いちお主人公なのであちこちで気に入られ武勇伝を
作って、話的にもなかなか面白かったが、
個人的には昌幸・幸村のエピソード楽しかった。
幸村は幼い頃、紙を無駄にしないように書く前に書くことを
ちゃんと考えてから書け、と教えられたために、書くことを
口に出さないと書けない性格なんだって。しかもそのクセが
直らないために、幸村が手紙を書く時は家の者が皆
気を利かせて外に出るって…面白い!
天下の名軍師もそういうアホさがあると可愛げあっていいよね。
大阪夏の陣で豊臣方が巻き返したらどうなる!?
という夢は真田ファンなら誰しも持つところだが、
その「もしも」をここまで書ききった作品も珍しい
竹中亮著の意欲作品。
かなり荒唐無稽な展開もあって、最初の1~2巻は
その破天荒さに挫折しそうだったが、あり得なさっぷりが
だんだん楽しくなってくるから不思議。
納得させるだけの説得力を秘めているということか。
全国の各大名の動向も詳しく書いてあって、
最後までどう転ぶか解らないドキドキ感が味わえる。
何より兄・信幸を幸村の好敵手というポジションに
据えているところが嬉しい。
二人して下帯一丁で風呂入った時は一番
ドキドキしました(※一般的にそこはポイントじゃないが)
でも幸村最大のライバルはやっぱり家康。
という夢は真田ファンなら誰しも持つところだが、
その「もしも」をここまで書ききった作品も珍しい
竹中亮著の意欲作品。
かなり荒唐無稽な展開もあって、最初の1~2巻は
その破天荒さに挫折しそうだったが、あり得なさっぷりが
だんだん楽しくなってくるから不思議。
納得させるだけの説得力を秘めているということか。
全国の各大名の動向も詳しく書いてあって、
最後までどう転ぶか解らないドキドキ感が味わえる。
何より兄・信幸を幸村の好敵手というポジションに
据えているところが嬉しい。
二人して下帯一丁で風呂入った時は一番
ドキドキしました(※一般的にそこはポイントじゃないが)
でも幸村最大のライバルはやっぱり家康。