江戸の下半身事情

タイトル通り、厳密には戦国時代本ではないのだが
なかなか真面目に考察してあって面白かった。
特に陰間の項が（笑）

陰間とは遊女の男版、しかもほぼ少年限定である。
普通の遊女は15,6から客をとり始めるが、
陰間の場合は商品としての寿命が短く、
16,7歳が限界で20歳卒業くらいらしい。
関東出身は雅に欠けるので上方出身が
歓迎されたんだって。昔は上方マンセーだったしね。
遊女より値段が高くて、料理屋に呼び出して食事してから
同衾というスタイルが一般的、呼ばれたら振袖着て
やって来たんだって。
それ一般の人が見たら驚かないだろうか。
ちなみにどうして遊女より高いかというと、

回数がこなせないから

と、真面目に考察してあってフイt…興味深かった。
やっぱり男性に男性相手の商売させるのは向いてないって
ことじゃないか？

真田幸村アンソロジー

すっかり書き忘れてた！
すごい本があるのですよ！
そのままズバリ

真田幸村アンソロジー

直球過ぎて笑える。
が、私の本命はなんといっても「兄」
同じ武将アンソロでも政宗や三成が欲しいとは
思えないのは兄が出ていないからだ。
絡め手で行くなら「大谷吉継」も見たい…
幸村とのカラミがあれば（笑）
というズレた欲望の元、購入してみたところ、
やっぱりありましたよ兄とのカラミが！

「兄上にこんな思いを抱いてしまって…」

みたいなド真ん中剛速球もあり、大変おいしい一冊でした。
ところで幸村モノの系統で見ると、相手が佐助だと攻、
その他だと受が多いもよう（本には佐幸もあったけど）

…つまり幸村は受率の方が高いってことか！
（何を今更）

一個人

雑誌「一個人」が戦国武将特集なので買って読んだ。
女性向けの軽い内容と違い、しっかり特集組んであって
なかなか読み応えのある面白い内容だった。
たとえトップが、ありがちな幸村と政宗特集だったとしても！
中身で家紋の説明とか軍師特集とか武器図鑑とか、
手堅い内容が良かったと思う。保存版にしなきゃｖ

これを先日会った友達に説明した時のこと。

「首実験のしかたとか載っててオススメだよ！」

と熱く語ったところ本気で「…は？」と不審がられてしまった。
いくら歴史友達とは言っても、オススメする箇所が
「首実検のしかた」は失敗したようだ…。

かと言って
「マジで!? 私も首実検のやり方すっごい気になってたんだよ!!」
と返されたらやっぱり驚いたと思うしな…。

週間「池波正太郎」

そんな夢のような本が出てるなんて知らなかった。
持つべき者は本屋勤めの友達である。
心優しい友達はこんな本が出てるよ、と教えてくれた。
しかも今週の内容が

「真田太平記特集」

だというではないか！
なにそれ嬉しすぎる。とりあえず田舎勤めは本屋に気軽に
行けないので、代わりに買っておいてもらうことにした。

完売したら悲しいし！（本気）

闇は知っている

久しぶりに池波正太郎の時代小説を読んだ。

「闇は知っている」

という、真田も伊達も出てこない江戸時代の話である。
でもやっぱり圧倒的に面白いな！
なんといっても、一度読み始めると続きが気になって止まらなくなる吸引力がスゴい。
人情というか、男も女も人間というものをよく存じてらっしゃる。

う～ん、また真田太平記読みたくなってきた！