竹中半兵衛

もうちょい前に読み終わってたんだけど、
書くの忘れてた…忙しくて（涙

三宅孝太郎の竹中モノ。
竹中モノは初めて読んだけど、地味でも
キラリと光る男らしさが大谷刑部と似てて
ステキだった。いいね半兵衛…！
女に対して不器用とかもステキ。
でもちゃんと一子設けてるあたりがさすが武将。
バサラの半兵衛は病弱な美少年だけど、
久々にちゃんとオッサン半兵衛のビジュアルを
イメージしながら読めて楽しかった。
いや、蒲柳の質とはどこでも言われてるけどさ、
別に美少年じゃなくたっていいじゃん…
細身の美中年でもモエるから（論点が違うし

ところでバサラカレンダーの７月は半兵衛で、
目つきの鋭いところが良くてうっかり８月になっても
めくってなかったら、ヤッパリいつの間にか
母にめくられていた。８月が幸村…なのは嬉しいけど、
あの半兵衛もうちょっと見てたかったな。

病弱な美少年が強い、という構図に弱いのだ。

歴史街道９月号

だんだん「小説」以外のジャンルの話が
多くなってくなここ…。

それより何より今月号は
「伊達政宗と片倉小十郎」だよ
こんにゃろう！(≧▽≦
何・これ・夏コミ狙ったの!?
もう中身見ずに買っちゃうよ。

腐女子も買っちゃうじゃん！
（私も当然買ったけど…）

織田大戦記10巻

だいぶ前に紹介した
「大阪の陣に豊臣が勝ってたら日本はどうなった!?」
もしも本を書いた竹中亮の作品。今度は
「信長の孫が天下取りを始めたらどうなる!?」
もしも本。

個人的に信長にはあまり興味がなかったので
大して期待もなく読んでみたのだが、いやはや
なかなか面白かった。
信長そのままの性格で、光秀の孫も出てきたし
意外と味方も多くて目からウロコでした。
今度は関が原が舞台だったんだけど、東軍・西軍に
混じって織田軍という三つ巴の戦いになって大混戦。
関が原では父・弟 v.s. 兄と家族が別れてしまった
真田家は、謀略一族らしく、勢力が三つに分かれたら
自分達も三つに別れるという離れ業をやってのけて
けっこう笑えた。…すげぇぜ真田家、さすが真田家。
あと西軍は皆の大好きな（と思っている）大谷刑部が
大活躍してて個人的には大満足だった。
伊達もけっこう暗躍してたし、この作者は各大名の
特徴をよく掴んでるよなぁとほとほと関心した。

で、この作者はまた、帰ってきた真田幸村ってことで
「真田大戦記」の続編を制作しているらしく、
すっごく気になっている。

県対抗武将列伝

歴史小説ではない。
本屋行ったら、おじさんが手にとりそうな
ごっついイラスト付きで目についたので
思わず買ってしまった本だ。
内容はまぁ、各都道府県の有名武将を
ピックアップしてて、それが戦国時代だけでなく
南北朝とか、坂上田村麻呂とか日本武尊まで
出てきたが、おおむね面白かった。
愛知とか岐阜は多いけど、鳥取とか厳しそうだった。
あと宮城も、伊達家と家臣団しか名前がなかったって
ことは、本来宮城出身じゃないのにそこに持って
きたってだけで本来宮城出身の武将がいないってことか。

個人的には、県を代表する武将に真田家が幸隆・信綱・
昌幸・信幸・幸村とピックアップされてたことに大満足した。

あと時代を超えた県対抗戦闘シミュレーションで長野は
昌幸が大将、配下の武将に矢沢頼綱が居てまたもや
大満足。長曾我部のアニキを「井の中の蛙」と称したのは
イラっときたけど、そして信親がいなかったのが
許せなかったけど、まぁまぁ楽しめた。

戦国武将 意外な真実

またしても正式な歴史小説ではない。
そして正式なタイトルは

手紙から読み解く
戦国武将　意外な真実

だ。
タイトルからして面白そう。
しかも目次見たら

・真田信幸・幸村
・伊達政宗

と、兄弟と政宗が続いているではないか！
しかも兄弟の前が

・黒田如水・長政
・真田昌幸（父）

と来ている。
なんて楽しげなラインナップなんだ。

とっても楽しみにして読んだのだが、
内容的には普通。というか解り易い
説明文がついていて読みやすかったが、
私が期待していたのはもっと

・真田信幸・幸村と目次に書いたなら
兄弟がやりとりした書簡を話題に出してくれ

と期待していた部分はまるで裏切られた。

…いや、勝手に一方的に期待しただけだけどさ。
ちょっとガッカリした。
あと政宗も、「伊達政宗の手紙」で引き合いに
出されてるのと手紙を引用してたので
ちょっとガッカリだった。
一番のヒットは、織田信長が秀吉の妻・ねねへ
送った手紙。「こんな出来た女房はいない」という
内容なのはけっこう有名だが、その手紙の文末の
マイサインが「のふ」だった点。

「のふ」

だって。やっべぇ超カワイイ。